ツアーの特徴
「MOTTAINAI」を通して・・・
京都・宇治に工房を構える”直し屋”を訪れます。
ここでは大工さんがうっかりつけた傷を何もなかったように直したり、古くなったおばあさんの机をまた使える ようにリメイクをしたり、高価なジャケットのボタンの傷などを直したり...
現代の様々な、“直す”を行う工房、 職人に頼られる職人達の工房なのです。
「ほとんどの色が作れます」と話す代表の石川氏。
板を張り替えて修復するのではなく、板の木目の色を作り、 木目を1本ずつ描いて直し切る職人技には圧感です。
”使って、捨てる”ことが当たり前の便利で豊な時代ですが 、直すことで新しく命を吹き込み、まだまだ使える物も多いのではないでしょうか。
ここでは実際に”直す”に集中し没頭する時間をお過ごしいただけます。
ツアーの流れ
まずは路地裏ジャーニー宇治店舗にお越しいただき「直す」ということについてのインプ ットの時間を設けます。
日本の歴史を遡ると、他国との交通・貿易などを禁じられた鎖国が長く続いた時代があります。その時代は日本にあるもので生活を循環する必要がありました。
環境問題や社会問題が重要視される現代よりもずっと前から3R(Rseduce、 Reuse、Recycle)の元祖と言える時代があったのです。
そんなことをビジュアルを活用しながら話をし、この後の体験を更にお楽しみいただきます。
路地裏ジャーニーから車で10分ほどで到着する修復工房は、宇治市の中でも自然豊かな茶畑も広がる白川という地域にございます。そこでは工房の職人の方が体験の案内をつとめます。
まずは、直し屋が実際に直す事例や、どうやって直すのか、そしてどんな思いを持ってこ うして人に伝えているのかそんな職人の思いを伺います。
穴の空いた木の板を元通りにします。
ここで驚かされるのは、木を張り替えて修復するものだと思い込んでいると、絵の具で木目と同じ色を作りだし、1本1本の木目を描き上げて元の姿に戻すということです。
いとも簡単に穴がなくなり綺麗な元の板に戻ります。
「この4つの色を使えばどの色も作れますよ。」と話す職人の技を目の前で見ることができます。
簡単に修復を施す職人技を、次は実際に体験してみます。
同じ色を作っても、微妙に違う...木目を描く作業は手が震える... 実際に修復をしてみることで、改めて職人の技を感じることができます。
せっかく宇治に来たので、京都・宇治の名産である宇治茶に関わるもの、茶道の際にお菓子をおく器を作ってお持ち帰りいただきます。
この体験では元の姿に戻す修復ではなく、樹脂と顔料で色作りをして美しい模様のようにリメイクする形での修復を行います。 自宅でも使えるお皿やコースターとして持ち帰っていただけます。
集中した制作体験の最後は、金継ぎで修復された器で趣を感じながら職人さんと宇治茶を一服。
お疲れ様でした。
ツアーの詳細